ドットのどくご

いつもほんまにありがとうそばにいてくれて

一万円選書、完走した

一昨年の秋に抽選申し込みをし、去年の初夏に当選してカルテを書き、私の元へやってきてくれた12冊の本たち。

 

やっと全て読み終えました。

 

途中、私の心の多くを占める関ジャニ∞さん由来の興味から手にした本を読んだり、お友達の紹介やTwitterのタイムラインで知って面白そうと思った本を読んだり、たまにはと仕事関係の本を読んだり、読書欲が湧かなかったり、読みたいけど読書に振り分ける心のスペースがなかったりでほうぼう寄り道しつつやっと。

 

本の薄さと表紙のインパクトで手に取った1冊目、「逃げろ 生きろ 生きのびろ!」(たかのてるこ/テルブックス)はなんだか大好きな安田くんが浮かんで安田くんを感じて出会うべくして出会ったと震えてブログに書いたりして。

→   一万円選書と安田くん。 - ドットのどくご

 

そこから読む順番は特に決めず、読もっかなと思った時に並んだタイトルやなんとなしに手にしたときに見た装丁、裏表紙のあらすじなどからあんまり深く考えずそのとき気になったものを手にして読んでいきました。

 

全て読み終えた思い出に、その都度Twitterで呟いていた感想を読んだ順番に(途中で選書とは別に手にした本も読んでいますが)貼っておくなんていう恥ずかしいことをしてみようかなと思いまして。決まった文字数な上にほやんとしてるしムラもありすぎるけど、そのときそのときの心の持ちようということで。じこまん。

 

 

日日是好日森下典子新潮文庫

 

こっちへお入り(平安寿子祥伝社文庫

 

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。(幡野広志/ポプラ社

 

手のひらの音符(藤岡陽子/新潮文庫

 

そして、星の輝く夜がくる(真山仁講談社文庫)

 

さざなみのよる(木皿泉河出書房新社

 

始祖鳥記(飯嶋和一小学館文庫)

 

万寿子さんの庭(黒野伸一/小学館文庫)

 

楽園のカンヴァス(原田マハ新潮文庫

 

書店主ファクリーのものがたり(ガブリエル・ゼヴィン/早川書房

 

月下上海(山口恵以子/文春文庫)

 

ふむ。

 

選書していただくにあたり、今までで印象に残っている本や人生で心に残っている出来事などなど大ボリュームの質問の回答が詰まったカルテもPCには残ってるのだけど何を書いたかはぼんやりしか覚えていないな…

 

けれど、読みながらあぁだからこれを選んでくれたんだなとなんとなく思うのがあったり。

 

なんでこれを選んでくれたんだろうというのもあったり。

 

とてもダイレクトに響いたものもあったし、正直に言えばそこまでじゃなくさらりとしたのもあった。シンプルに読み物として面白いと思ったものは多かった。

 

どの本もどこか心に残るところがあったり、あぁ今読めてよかったなと感じたり、なんとなくそのときの自分に通じるものを感じてみたり。この本たちを手にした経緯から勝手にそう結び付けてるだけかもしれないんだけどやっぱりタイミングってあるんだなと思わずにはいられなくて。

 

たとえば安田くんの言葉にリンクする言葉を本の中で見つけて自分の中で腑に落ちたことや、安田くんの舞台が発表されたときに原田マハさんの本が未読だったことや、そのときそのときの自分を支えるのに必要で残しておきたいと写経したくなる言葉に出会えたことや。

 

一万円選書に限らず、本を読んで自分が変わったなんてはっきり自覚したことはないし、そんなふうに自信を持って言える自分でもないけど、大切にしたい言葉が増えたり、好きな人に想いを馳せたり、本を通して幸せな気持ちを持てたなという感じ。

 

こういう本の読み方したことなかったのでとても面白い体験をさせてもらったなと思います。

 

満足です。ありがとうございました。